あたまやまっ
「頭山」山村浩二さんに会ってきました。
と言っても個人的にではなく、
大学の公開講座に講師として来られたんですがね。

日本のインディペンデント・アニメーション(not商業・notプロダクションって意味かと)の歴史の講義と、作品上映がありました。

歴史的にも貴重な6~7作品の上映があったんですが、いちばんの衝撃作を。

『チコタン ~ぼくのおよめさん~』

全編、児童合唱団の歌で語られる「小さな恋のコメディ」。
まず、第1章「チコタン」
クラスの小柄な女の子チコタンへの恋心に戸惑う、ワルガキ君(主人公)。
そして、第2章「告白」
勉強する、良い子になる、いじめっ子しない、などの公約つきで微笑ましいったら。
でも、第3章「失恋」
なんと、ワルガキ君の家は魚屋さんで、チコタンは魚ギライだったのだ!(笑)
と思ったら、第4章「プロポーズ」
チコタンはエビ、カニ、タコが好きと判明。ならその3つだけ売ればいいじゃん!(笑)
ところが、第5章「誰や!」

そこまでの展開が、ラブコメな笑いに満ちていただけに、誰もが思ったはず。
「お、ライバル登場か!?」と。
実際、皆どっと笑ってました。

そしたらさあ。

ダンプに轢かれてチコタン死んだ!

ええええぇぇぇーーっ・・・・・・!!!!!
会場中が絶句ですよ。水を打ったような静けさとはこのことですよ。

「チコタン殺したん誰やーっ!!」
そんなワルガキ君の、憎しみに満ちた叫びで終了です。

ちょうど当時の社会情勢(交通戦争)を反映しているとのことでしたが、
・・・・・・なんと言っていいやら。笑いあり涙ありなのは間違いないですけど。

ちなみに山村氏いわく
「1回観てしまうと、次に観るときは最初のシーンから泣いてしまう」
だそうです。それは分かる。
分かりすぎるほど分かる・・・。(でも、もう1回観る機会があるかどうか)


そして「頭山」の上映があり、質疑応答で講座は終わりました。

それにしても、「頭山」の元ネタを知らない人がけっこういるんですね。
子供のころ読んだので(落語を読む小学生)、常識かと思ってましたよ。
私にとっちゃ、「じゅげむ」とか「まんじゅうこわい」と同じくらいな認知度なんですけどねえ。

私なんか、原作つきなのに過大評価だよ~、とまで思ってたくらい。
でも初の映像化なワケだし、全くの個人が(いわゆる自腹で)作ったアニメーションだってことを思えば、すっごいことなんだなあと考え直しました。今さらですが。

最後に。
「自分はガンダムやエウレカセブンが好きで来たので、講座内容に戸惑いました」
などというイタイ発言をする参加者がいて、失笑。
好きなのは分かるけど、言っちゃダメでしょ。
私だって、そのくらいの空気は読めます。
こんなだから、ヲタの印象が悪くなるんだよー。
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by nagikoku | 2005-09-13 02:17 | 日記つれづれ
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