ブロークバック・マウンテン
世間に認められない愛の物語。

今でこそ世間的に認知されてきたゲイカップルですが、マイノリティですよね。
毛嫌いする人も相変わらず多いと思います。
なのにひと昔前だったらどうなるか。
こうなるんだよ、というお話。

私が楽しみにしてたのは
ジャックとイニスの2人が 友情 → 愛情 → 一線を越える 過程でした。
だって恋愛モノですからね。
あとどっちが攻めなのかとか

でもちょっと想像してたのとは違いました。

それは愛情ではなくて単純に欲望だろう。
「俺はカマじゃない」「俺もだ」とか言ってましたが、
ジャックが元々ゲイでイニスをその道に引きずり込んだんじゃないか。
イニスが後に「お前のせいで・・・」とこぼしますが、もっともですよ。
で、ジャックは受けなの?それともリバ

でも2人の愛は途切れなかったようで。
想い合っているのに共にいられないジレンマが切なかったです。
年に数回の逢瀬で20年遠距離恋愛できるってスゴイよね。

ジャックは積極的に一緒になろうと提案するのですが、イニスは受け入れません。
それは同性愛が世間でどういう扱いを受けるか知っていたから。
村八分などという生易しいものではなく、人としての扱いも受けられず、それはもう恐ろしい方法で抹殺されると知っていたから。

子供心にあの惨殺体はトラウマですよ。
それでもジャックへの気持ちを抑えられず、独占欲も抑えられず、年に数回とはいえ逢い続けたイニスの気持ちはいかばかりか。
「離れられたらどんなに楽か」というジャックと「耐えられない」と泣き崩れるイニス。
ここのシーンがいちばん心に残りました。

でもでもやっぱり、2人の奥さんがかわいそうでした。
不倫なら不倫でいいから、もっとちゃんと騙してやれよと。騙しきってやれよと。
釣りに行くと言っておいて、釣り道具に触りもしないなんて。
やる気あんのかコラー。

「彼はお前を愛しているのか?」
結婚の報告に来た娘にイニスが尋ねます。
自分の結婚が結局偽りのモノになってしまったから、不安がよぎったんでしょうね。
自分が妻を裏切り不幸にしてしまったから、娘に同じ思いをしてほしくないと。
でなきゃ、こんな当たり前の質問なんてしないんじゃないかと思いました。

ジャックは事故死ということになっていましたが、実際はリンチだったのでしょう。
イニスのトラウマのごとく。
ただ誰がそれを知っていたのかは謎でしたが。妻マリーンは?両親は?
本当にリンチだったのなら知らないはずがないんですが、それにしては態度が穏やかです。
両親はジャックがゲイだと知っていたから、割り切ることができていたのかな。
でないと、イニスが服を持ち帰ることも許さないんじゃないかと。


最後に。

冒頭で羊を放牧しに行く際、一匹抱っこしてるのは何故?
すんごいジタバタしてましたけど。めさめさ可愛かったです。

あとイニスのパジャマの柄が変でした。

以上。
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by nagikoku | 2006-05-05 00:39 | は行の映画
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