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長い長いドライブ
若葉を火葬にしてもらうことにしました。

と、ここで私の頭に浮かんでいたのは須藤真澄の「長い長いさんぽ」。
ますびセンセがしていたように骨全部もらって帰って、一番ゆず二番ゆず、とか!
・・・というのは(根気が無いので)無理としても、しっぽの骨は見てみたい~。

病院に報告とお礼を言いに行った時、ペット霊園のパンフをもらいまして。

車で1時間。
おっそろしく山の中でした。

とにかく私の知識といったら「長い長いさんぽ」only。
略式葬儀があり、スタッフさんがラジカセのスイッチを入れて退室された時は


大好きなパパ 大好きなママ アタシは今日天国へ旅立ちます


とか流れてきたらどーしよー!
と、ひとり密かに動揺していたのに、フツーに般若心経でした。
なーんだ。つまんねーの。

私と父がいたのですが、淡白コンビなのでお焼香したあと暇を持て余してしまい、
般若心経が終わるまでまわりの納骨堂を覗いて回ってました。
カラーボックスみたいなのにお骨と写真と花とペットグッズが所狭しと陳列。

愛だな。とても真似できない。

般若心経が終わるとスタッフさんが戻ってきて「お別れは済みましたか?」と。
そ、そうか。そのための時間だったのか。
と今さら気付いたものの、よく考えればお別れなんてとっくに済ませてますって。

で、いよいよ焼きに。
父いわく「焼き物の窯みたい」なのに若葉を寝かせ、点火。
立会い火葬にしたので、点火スイッチを押させていただきました。
ポチっとな。

焼きに1時間、冷ましに1時間で2時間後にお骨拾いをしました。

が、


あっつーい!!


何?ここで?今から?マジで?
っつーくらい、熱気ムンムン(違)でした。
スタッフさんなんかもう汗だっくだくでした。

誰かこの人にクールビズを導入してあげて!

彼の上司がいたら、そうお願いしていたと思います。いなかったけど。
しっぽとかキバとかツメとか肋骨とかノドボトケとか教えてもらいながら拾いました。
骨もアツアツだったらしく、骨壷もアチアチになりました。

骨々の中に青黒い塊が残ってて、スタッフさんによると
検査に出したことがないので「何」かは不明だが、火葬をすると必ず出る物で

別に生前病気だった箇所というわけではない

との事でした。
なんで強調したかと言うと、とある獣医さんのブログで
火葬したら黒い部分があり、火葬場の人にそれは生前の病巣だと教えられた飼い主さんが、治療していた箇所と違っていたので診断ミスだと嫌味を言いに来た、という記事を読んだ事があったからです。

違うそうですよー。


帰宅してから、もういちど骨を取り出してじっくり観察しました。
猫の骨格標本写真を参照しつつ。
正直なトコ、火葬場で説明された以上のことは分からなかったのですが
しっぽの骨がキレイに(たぶん)全部残ってて


ギザカワユス!(しょこたん風)


あんまり可愛いので取っておくことにしました。
ひとつ選び出すのに迷いまくり。あああ全部残したかった・・・。
迷子札カプセル買わなくっちゃ。

残りは砕いて、庭のガーデニングスペースにでも散骨するかもしれません。
空になった骨壷は、いずれまた使うときが来るでしょうし。

骨壷、高かったんだもん(´・ω・`)
リサイクルリサイクル。


後学のために言っておくと
こだわらない人は、100均で陶器の入れ物買ってった方がいいです。
直径10cm、高さ10cmあれば、猫なら入ります。

by nagikoku | 2006-08-26 23:22 | ねこ
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